音楽活動
こんにちは、虹色YELLです。放課後デイサービス「虹色YELL」では、今日は令和さくら高等学院の音楽室をお借りして、音楽活動を行いました。楽器がそろった環境での活動ということもあり、利用者さんたちは教室に入った瞬間から表情が明るくなり、「今日はどんな曲をやるの?」「ギター触っていい?」と、自然とワクワクした空気が広がっていました。
虹色YELLには、ギターが得意な利用者さん、ドラムの練習を続けている利用者さん、歌うことが大好きな利用者さんなど、音楽に親しみのある高校生が多く在籍しています。今日は卒業式シーズンに入ったこともあり、「卒業」をテーマにした曲をみんなで探し、歌いやすいもの、演奏しやすいものをいくつか選んで挑戦してみました。
ギター担当の利用者さんは、「コードチェンジのタイミングが分かりにくいな」とつぶやきながらも、職員と一緒にコード表を確認し、繰り返し練習するうちにスムーズに弾ける部分が増えていきました。歌を担当した利用者さんは、「サビのところは分かるんだけど…」と少し不安そうでしたが、何度か歌っていくうちに声の出し方が安定し、最後には自信を持って歌えるようになっていました。ドラム担当の利用者さんは、「リズムがうまくとれない」と苦戦しながらも、職員の手拍子に合わせて練習を重ね、少しずつ一定のリズムを刻めるようになっていきました。
それぞれが得意なこと、苦手なことを抱えながらも、仲間の音を聴き、自分の役割を意識し、何度も挑戦する姿がとても印象的でした。曲の一部分だけでも合った瞬間には「今の良かった!」「もう一回やってみよう!」と自然に声が上がり、協力しながら一つの音楽をつくる楽しさを感じている様子が伝わってきました。
今回の活動には、以下のような療育的な意味があります。
- 自己表現の促進 音楽は言葉だけでは表しきれない気持ちを表現できる手段です。歌う、弾く、叩くといった行為を通して、自分の感情や考えを自然に表現する経験につながります。
- 成功体験の積み重ね 「できなかったことができるようになる」経験は、自己肯定感を高める大切な要素です。今日のように、部分的にでも上達を感じられる場面があることで、自信を持つきっかけになります。
- 協調性・コミュニケーションの向上 合奏では、相手の音を聴き、自分の音量やタイミングを調整する必要があります。これは自然と周囲への意識を高め、コミュニケーション力や協調性の向上につながります。
- 集中力・持続力の育成 繰り返し練習する過程で、集中して取り組む力や、あきらめずに続ける力が育まれます。音楽は「できるようになるまでのプロセス」が見えやすい活動でもあります。
- 情緒の安定とリラックス効果 音楽に触れること自体が心を落ち着かせ、気持ちを整える効果があります。特に高校生の利用者さんにとって、学校生活のストレスを和らげる時間にもなります。
今日も一日ありがとうございました。
虹色YELL 井戸
- 2026/03/05
- 虹色YELL