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活動

SELプログラム「こころの危機に対応しよう」(1)

 皆さん、こんにちは。本日のSEL(社会性と情動の学習)プログラムでは、「こころの危機に対応しよう」の第1回目の活動を行いました。
 自分だけでは対処が難しい“こころの危機”に陥ったとき、一人で抱え込まず、信頼できる人や相談機関にサポートを求めることの大切さについて学びました。また、今起きている、あるいは今後起こりうるこころの危機に対して、適切に援助を求める行動ができるようになること、そして、こころの危機にある友だちにどのように関わるとよいのかについても考えました。
 


 まず、日常生活の中で「とても心が苦しい」と感じた経験があるかどうかを尋ねたところ、ほとんどの生徒が「ある」と答えていました。
 こころの不調が続くと、心や身体、行動にさまざまなサインが現れます。今回はそれらを「身体」「感情」「行動」の3つに分けて整理しました。
 
身体のサイン:食欲がなくなる、眠れない、頭痛がする など
感情のサイン:やる気が出ない、悲しい、つらい、イライラする など
行動のサイン:ミスが増える、何もしたくなくなる、欠席や遅刻が増える など
 
 


 話し合いを進める中で、「自分にも思い当たることがある」と感じる生徒が多く、誰にでも起こりうることだと気づく時間になりました。その後、20項目のチェックリストに取り組み、今の自分のこころの状態を客観的に振り返りました。活動の最後には、ある生徒が次のように振り返ってくれました。
「今回のSELでは、こころの危機にどう対応するかを学びました。自分や周りの人が不安や強いストレスを感じているとき、表情や行動の小さな変化に気づくことが大切だと分かりました。周りの小さな変化に気づき、話を聞いて一人にしないことが大切だとわかりました。これからは声かけを大事にして行動したいです。」自分自身のこころを大切にしながら、周りの人にも優しく気づきを向けられるようになるための、貴重な学びの時間となりました。 今日も一日ありがとうございました。虹色MAX 心理担当職員
 
 


2025/12/23
虹色MAX

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