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お知らせ

音楽活動

こんにちは、虹色DAYSです。
今回は、昨日に続いて音楽活動の様子をお届けします。今週末に開催されるクリスマス会に向けて、利用者さんたちと一緒に準備を進めています。今回はその中から、特に印象的だった2つのエピソードをご紹介します。
◆音楽でつながる心と心
この日の活動は、クリスマスソングを中心とした音楽活動でした。会場には、利用者さんたちが作った飾りが並び、少しずつクリスマスの雰囲気が高まってきています。そんな中、ある利用者さんが職員に「演奏はあまり得意じゃないけど、歌うのは好き」と話してくれました。


その言葉をきっかけに、職員が「一緒に歌ってみよう」と声をかけると、最初は少し恥ずかしそうに小さな声で歌い始めました。でも、職員が体でリズムを取りながら楽しそうに歌う姿を見て、少しずつその利用者さんの声も大きくなっていきました。目が合うとニコッと笑ってくれて、その笑顔がとても印象的でした。
さらに、後輩の利用者さんとも自然にコミュニケーションをとりながら、最後まで歌い切ることができました。音楽を通して、仲間とのつながりや自己表現の楽しさを感じてくれたように思います。
◆継続の力と自信の芽生え
別の日の音楽活動では、クリスマス会で披露する曲の練習が本格的に始まりました。活動が始まる前から、自主的に歌の練習を始める利用者さんの姿がありました。ギターを練習している仲間とタイミングを合わせながら、自然とセッションのような雰囲気に。これまでの積み重ねがあってこそできる、息の合ったやりとりでした。


全体練習では、歌詞を確認しながら、他の利用者さんの音を意識して歌う姿が見られました。集中して取り組むその姿勢に、職員も思わず感心。活動後に「すごく頑張ってたね」と声をかけると、「だいぶ歌えるようになってきたから、本番でも頑張ります」と、少し照れながらも自信に満ちた表情で答えてくれました。
◆音楽活動の意義
音楽活動は、ただ歌ったり演奏したりするだけではありません。リズムやメロディーに合わせて体を動かすことで、感覚統合や情緒の安定につながります。また、仲間と一緒に音を合わせる経験は、協調性やコミュニケーション力を育む大切な機会です。
今回のように、利用者さんが自分の「好き」や「得意」を見つけ、それを表現することで、自己肯定感が育まれていきます。そして、継続的な練習を通じて「できた!」という成功体験を積み重ねることが、将来の自立や社会参加への大きな一歩となるのです。


クリスマス会本番がますます楽しみになってきました。
これからも「虹色DAYS」では、利用者さん一人ひとりの個性やペースを大切にしながら、心が動くような活動を続けていきます。次回のブログもお楽しみに!
 
 
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸


2025/12/18
虹色DAYS

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