ビジョントレーニング
こんにちは、虹色DAYSです。今日は、放課後の活動として「ビジョントレーニング」を行いました。今回のトレーニングでは、「紙コップボーリング」にチャレンジ！利用者さんたちが、楽しみながら視線のコントロールや空間認知の力を育む時間となりました。
活動の流れとしては、まず得点が書かれた紙コップを並べ、2チームに分かれて交互にボールを転がして倒していくというルール。紙コップにはそれぞれ異なる点数が書かれており、どこを狙うかによって得点が変わるため、ただ投げるだけではなく、しっかりと狙いを定める必要があります。
利用者さんたちは、最初は「どこを狙えば高得点かな？」と戸惑いながらも、徐々にコツをつかんでいきました。自分の番が来ると、紙コップの配置をじっくり観察し、慎重にボールを転がす姿が印象的でした。また、自分の番ではない時には、チームメイトを応援したり、「あそこを狙うといいかも」とアドバイスを送ったりと、チームワークもばっちり！
活動中は、得点を気にしながらも、ルールを守って順番を待つ姿勢や、失敗しても諦めずに工夫を重ねる様子が見られました。特に印象的だったのは、ある利用者さんが「今日は残念ながら負けてしまったけど、次回のゲームの時は勝ちたい」と悔しさをにじませながらも前向きな気持ちを見せてくれたこと。また別の利用者さんは、「しっかり当てたい場所を見ながら狙いを定めてボールを投げることができた」と、自分の成長を実感しているようでした。
このような活動は、楽しみながらも療育的な効果がたくさん詰まっています。視線をコントロールする力や、空間を正確に認識する力は、日常生活の中でもとても大切なスキルです。例えば、黒板の文字を目で追ったり、教室内での移動をスムーズに行ったりするためには、こうした力が必要になります。また、チームでの活動を通して、協調性やコミュニケーション力も自然と育まれていきます。
虹色DAYSでは、こうした遊びの中に学びを取り入れた活動を通じて、利用者さん一人ひとりの力を引き出す支援を大切にしています。今日のように、笑顔と真剣な表情が交差する時間を、これからもたくさん作っていきたいと思います。
次回の活動もお楽しみに！
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/12/16
- 虹色DAYS