DAYS月末大掃除
こんにちは、「虹色DAYS」です。本日は、月に一度の恒例行事「DAYS月末大掃除」を行いました!
月末のこの日は、普段過ごしている虹色DAYSの空間を、利用者さんと職員みんなで力を合わせてピカピカにする日です。今日は朝から少し曇り空でしたが、そんなお天気にも負けないくらい、利用者さんたちのやる気が満ちていました。
まずは、どの場所を掃除するかをみんなで相談するところからスタート。「トイレもきれいにしたいな」「ベランダの隅っこ、最近掃除してないよね」など、たくさんの意見が飛び交いました。職員がホワイトボードを用意し、掃除したい場所を聞いていくと、利用者さんたちは自分のネームプレートをペタペタと貼っていきます。人数のバランスを見ながら、自然と「じゃあ、ぼくはこっちに行くね」と譲り合う姿も見られ、思わず職員もにっこり。
掃除場所が決まったら、いよいよ作業開始! 玄関では、ほうきを手にした利用者さんが「ここ、土ぼこりいっぱいある〜!」と声を上げながら、丁寧に掃き掃除。部屋の中では、床を一生懸命に掃く利用者さん、雑巾で机をピカピカに磨く利用者さん、そしてベランダでもほうきで、ほこりを一生懸命掃き掃除。トイレ掃除に挑戦した利用者さんも、「ぴかぴかのトイレになるようにがんばる!」と前向きな姿勢で取り組んでくれました。
特に印象的だったのは、ソファーの後ろを掃除してくれたグループ。普段はなかなか手が届かない場所ですが、「ここ、ホコリがたまってる!」と気づいた利用者さんが、職員に声をかけてソファーを動かし、みんなで協力してきれいにしてくれました。細かいところまで気づいて行動できる力、そして仲間と協力する姿勢に、職員一同感動しました。
掃除が終わった後は、みんなで「ビフォー・アフター」を見比べながら達成感を味わいました。「こんなにきれいになった!」「また来月もやりたい!」という声も聞こえてきて、うれしい気持ちでいっぱいです。
さて、今回の「DAYS月末大掃除」ですが、ただの掃除ではありません。療育の観点から見ると、たくさんの大切な要素が詰まった活動なんです。
まず一つ目は、「自己決定・自己選択」の機会。自分がどこを掃除したいかを考え、ネームプレートを貼って意思表示することで、自分の意見を持ち、伝える力を育てます。
二つ目は、「協調性」と「社会性」。掃除場所を決める際に、他の利用者さんと相談したり、人数のバランスを考えたりすることで、自然とコミュニケーションが生まれます。譲り合いや助け合いの経験は、日常生活でも大きな力になります。
そして三つ目は、「達成感」と「自己効力感」。掃除という目に見える成果がある活動を通して、「自分にもできた」「みんなの役に立てた」という実感を持つことができます。この経験が、次のチャレンジへの自信につながっていくのです。
掃除が好きな人は少ないかもしれませんが、今日の虹色DAYSでは、利用者さん一人ひとりが真剣に、そして前向きに取り組んでくれました。そんな姿に、私たち職員もたくさんの元気と学びをもらいました。
来月の大掃除も、またみんなで楽しく、そして気持ちよく取り組めたらいいなと思います。
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/11/27
- 虹色DAYS