就労に向けた活動の振り返りの活動をしよう(○○○の取扱説明書)
こんにちは、「虹色DAYS」です。今日は、就労に向けた大切なステップとして、「就労に向けた活動の振り返りの活動をしよう」のもと「〇〇〇の取扱説明書」を作成する活動を行いました!〇〇〇には、それぞれの利用者さんの名前が入ります。つまり、自分自身のことを“説明書”という形で見つめ直し、他の人にどう接してもらえると嬉しいか、自分の良さや心のケアの方法を整理する時間となりました。
●まずは「自分を知る」ことから
活動のはじめは、「何て書こう…」と戸惑う利用者さんもちらほら。でも、それはとても自然なこと。自分のことを言葉にするのって、案外むずかしいんですよね。そんなときは、これまでの活動で使ったプリントを見返したり、職員や仲間に「私ってどんなところがいいと思う?」と聞いてみたりしながら、少しずつ言葉を紡いでいきました。
取扱説明書の中身はこんな感じ!
今回の説明書には、以下の3つの項目を記入しました。
(1)注意事項
「自分が苦手なこと」「こうされると困ること」を書き出しました。出てきた内容には、こんなものがありました
・大きい音が苦手
・ちょっかいをかけられると嫌
・秘密をばらされるのがつらい
・うるさい環境が苦手
・勉強の邪魔をされるとイライラする
・いやなことをされると半年以上根にもつ
・自己中心的な人が苦手
自分の「苦手」を知っておくことは、ストレスを減らす第一歩。周りの人にも伝えることで、より良い関係づくりにつながります。
(2)長所(いいところ)
・「自分の強み」や「得意なこと」も書きました。出てきたのは:
・周りを見て動ける
・困っている人の相談相手になれる
・好きなものについて詳しい
・もの覚えがいい
・まじめ
・おしゃべりが得意
自分の長所を知ると、自信につながります。就労の場面でも「自分はこんなことが得意です」と伝えられるのは、とても大切な力です。
(3)メンタルヘルスケアの方法
「自分が癒されること」「楽しく感じること」もリストアップしました。たとえば:
・唄うこと
・音楽を聴く
・動物とふれあう
・運動する
・推しの配信を見る
自分の心を整える方法を知っておくと、気持ちが落ち込んだときにも自分で立て直すことができます。
●交流タイムでさらに深まる気づき
説明書を書き終えたあとは、みんなで内容をシェアしました。「あ、それ私もある!」「そんな一面があったんだね」と、仲間の新しい一面を知るきっかけにもなりました。自分のことを話すのはちょっと恥ずかしいけれど、誰かに聞いてもらえると、なんだか心が軽くなるものです。
●この活動のねらいと意義
この「自分の取扱説明書」づくりは、自己理解と他者理解を深める療育活動です。就労に向けて、自分の特性や強み、ストレスの対処法を整理することは、働くうえでとても大切な準備になります。また、仲間と交流することで、他者との関わり方やコミュニケーションの練習にもなります。
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/11/25
- 虹色DAYS