金銭管理
こんにちは。虹色DAYSです。今日のDAYSでは、「金銭管理」をテーマにした活動を行いました。利用者さんたちにとって、お金の使い方を見直す貴重な時間となりました。
まず初めに、職員から「金銭管理がなぜ大切なのか」について説明がありました。これから社会に出ていく中で、自分で生活を支えていく力が求められます。その中でも、お金の管理は自立に向けた大きな一歩です。収入と支出のバランスを理解し、計画的に使う力は、日々の生活を安定させるために欠かせません。
活動の第一ステップでは、利用者さんそれぞれが現在の月の収入を確認しました。バイト代やお小遣いなど、収入の内容は人によってさまざまです。中には、学費を自分で支払っている利用者さんもおられ、職員も感心していました。
次に、月々にどんな支出があるかを整理していきました。昼食代、おやつ代、スマホ代、遊び代、交際費など、日常的に使っている項目を挙げて、それぞれにかかっているおおよその金額を用紙に記入していきます。普段は頭の中でなんとなくやりくりしていることも、こうして紙に書き出すことで、金銭の出入りが明確になり、「こんなに使っていたんだ!」と驚く声も聞かれました。
また、仲間同士で話し合いながら進めることで、「他の人はどう使っているのか」「自分の使い方はどうなのか」といった視点が生まれ、自然とお金の使い方を見直すきっかけにもなりました。ある利用者さんは、「スマホの課金に使いすぎてるかも…」と振り返り、別の方は「コンビニでつい買いすぎちゃう」と話してくれました。こうした気づきは、今後の金銭管理に活かされていくはずです。
この活動は、療育の観点からも非常に意義のあるものです。金銭管理を通して、自己理解や計画性、社会性を育むことができます。自分の生活を振り返り、他者と共有することで、より良い選択をする力が養われていきます。
今日の活動を通して、利用者さんたちは「お金を使う」という日常的な行動を、少し違った角度から見つめ直すことができました。今後もこうした実践的な活動を通して、自立に向けた力を育んでいけるよう、職員一同支援してまいります。
次回の活動も、楽しみにしていてくださいね!
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/11/04
- 虹色DAYS