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お知らせ

DAYS月末大掃除

こんにちは。虹色DAYSです。

今日は月末恒例の「DAYS月末大掃除」でした。DAYSでは、毎月の終わりに利用者さんと職員が協力して施設内をきれいにする時間を設けています。普段過ごしている空間を自分たちの手で整えることで、環境への意識や協力する力を育むことを目的としています。
 
活動の始まりは、掃除する場所を決めるところからスタートしました。利用者さん一人ひとりが、自分のネームプレートを使って「ここを掃除したい!」という場所に貼っていきます。廊下掃除、机拭き、倉庫にある段ボールの始末、送迎車の掃除、玄関掃除など、選べる場所はさまざま。人数が偏らないように、職員と相談しながら、掃除場所に合った人数になるよう調整していきました。


この「自分で選ぶ」というプロセスは、主体性を育てる大切なステップです。自分の意思で取り組むことで、責任感や達成感が生まれやすくなります。また、仲間と相談しながら決めることで、コミュニケーションの練習にもなります。
掃除が始まると、利用者さんたちは必要な道具を手に取り、それぞれの持ち場で黙々と作業に取り組みました。机を丁寧に拭く人、廊下の隅々まで掃き掃除をする人、送迎車の中を隅々までチェックする人など、みんなが真剣な表情で動いていました。
中でも印象的だったのは、倉庫の段ボール整理を担当した利用者さんの様子です。最初は一人で頑張っていましたが、思った以上に量が多く、なかなか進まない様子。すると、それに気づいた仲間が数人、自然と「手伝うよ!」と声をかけて加わってくれました。協力の力ってすごいですね。あっという間に段ボールの山が片付き、みんなで「やったね!」と笑顔を交わしていました。


このような場面は、療育の中でもとても大切な瞬間です。困っている仲間に気づき、声をかけ、行動するという一連の流れは、社会性や共感力を育てるうえで欠かせません。また、協力して達成することで、仲間との絆も深まります。
掃除が終わった後は、みんなで成果を確認しながら「きれいになったね」「ここ、ピカピカだよ!」と喜び合いました。自分たちの手で整えた空間は、どこか誇らしく感じられるものです。
この「DAYS月末大掃除」は、ただの掃除ではありません。利用者さんが自分で考え、選び、行動し、仲間と協力するという一連の流れの中に、たくさんの療育的な意義が詰まっています。環境への意識を高めるだけでなく、社会性、協調性、自己肯定感を育てる貴重な時間となっています。
来月もまた、どんなドラマが生まれるのか楽しみです。利用者さんたちの成長を、こうした日々の積み重ねの中で感じられることは、職員にとっても大きな喜びです。


今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸


2025/10/30
虹色DAYS

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