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活動

SEL(社会性と情動の学習)プログラム「気持ちの伝えかた」(2)

 皆さん、こんにちは!
 本日の虹色MAXの活動では、SEL(社会性と情動の学習)プログラム「気持ちの伝え方」の第2回目を行いました。前回は、自分の気持ちや思いを適切に相手に伝えるための方法として、「こころの信号機」について学びました。今回はその続きとして、相手に自分の思いを伝える方法「I(私)メッセージ」について理解を深め、実際に使えるよう練習しました。
 


 「I(私)メッセージ」と「You(あなた)メッセージ」の違いについても学びました。
「Iメッセージ」は、自分の気持ちや思いを主語にして伝える方法です。
一方、「Youメッセージ」は相手の言動を主語にして伝えるため、相手が責められていると感じることがあります。人に気持ちを伝えるときは、「Iメッセージ」を使うことで、相手との関係が険悪にならず、円滑なコミュニケーションにつながります。


 今回も、前回取り上げた以下の場面について考えました。
【あなた(部活動のキャプテン)は、副キャプテンに明日の練習内容についてSNSで相談のメッセージを送ったが、いつまでたっても返事がない】
この場面をもとに、以下のステップで整理して考えました。
よくないと感じる相手の行動と、それによって感じた気持ち(感情)
“ひょっとしたら”“もしも”と考える【こころの信号機「黄」】
自分の気持ちを「Iメッセージ」で伝える【こころの信号機「青」】
例えば、「忙しいかもしれないけど、大事な用事なので、なるべく早く返事をしてくれると(私は)うれしいな」と伝えることで、相手に嫌な思いをさせずに自分の気持ちを表現できます。
ある生徒は、「相手を主語にするのではなく、自分を主語にするだけで伝わり方が変わることに気づいた。これまでは相手を主語にして話していたので、今後は気をつけたい」と感想を話してくれました。


 今日は、どんな場面でも冷静に自分の気持ちや思いを伝える手順と、その方法を学びました。
 人との関わりの中では、怒りを感じたり、トラブルに巻き込まれたりすることもあります。そんなときこそ、「こころの信号機」や「Iメッセージ」を活用することで、相手と円滑なコミュニケーションができ、良好な関係を築くことができると感じています。今日も一日ありがとうございました! 虹色MAX 心理担当職員
 
 

2025/10/28
虹色MAX

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