SELプログラム「分からないことを聞こう」(1)
皆さん、こんにちは。今日の虹色MAXの活動では、SELプログラム「分からないことを聞こう」の第1回目の学習を行いました。 人に質問することは、自分に必要な情報を得るために欠かせない行動です。それだけでなく、相手とのコミュニケーションを深め、理解を深めるためにも非常に重要です。しかし、相手の都合を考えずに質問したり、質問の内容が曖昧だったりすると、相手に不快感を与えてしまったり、遠慮して質問できなくなってしまうこともあります。 そこで今回は、相手に快く応じてもらえるような「よい質問の方法」を学び、実践への意欲を高めることをねらいとして活動を進めました。まず初めに、「なぜ質問することが大切なのか」について考え、プリントに記入した内容を発表しました。 「わからないことが分かる」「相手のことを知ることができる」「会話がはずむ」など、さまざまな意見が出されました。
質問には二つの意義があります。 一つ目は、自分の知りたい情報を得ること。 二つ目は、コミュニケーションを円滑にし、相手への理解を深めることです。
この意義を確認したうえで、生徒が先生に質問する場面を「よくない例」として演じてみました。 その後、どのような点がよくなかったかを話し合い、「お礼を言っていない」「いきなり話しかけている」「相手の都合を考えていない」などの意見が出されました。ここで、「よい質問のポイント」を覚えるための合言葉「質問の“まきしお”」を紹介しました。
【ま】質問の内容をまとめる
【き】質問の許可を得る
【し】質問する
【お】お礼を言う
このポイントを意識しながら、生徒同士でペアになり、先生に質問する場面をロールプレイしました。
活動の振り返りでは、 「今日のSELでは、分からないことをそのままにせず、きちんと質問することで理解が深まると思いました。 また、質問することで周囲とのコミュニケーションが良くなり、助け合える関係が築けると感じました。 これからは、分からないことがあったら遠慮せずに質問していきたいです」 という前向きな感想が聞かれ、学びを今後に活かそうとする姿勢が見られました。
次回は、さまざまな場面でどのような質問が適切か、具体的に考えていく予定です。どうぞお楽しみに!
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX 心理担当職員
- 2025/10/07
- 虹色MAX