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お知らせ

身体を動かそう バレーボール大会

今日は、「身体を動かそう バレーボール大会」を開催しました!会場はいつもお世話になっている、可児市塩河の「わくわく体験館」の体育館。広々とした空間で、利用者さんたちの元気な声が響き渡る、楽しいひとときとなりました。
 
体育館をお借りできる時間は45分。限られた時間の中で、いかに充実した活動を行うかがポイントです。そんな中、会場に到着すると、特に指示を出していないにもかかわらず、利用者さんたちが自ら窓を開けたり、バレーコートのネットを準備したりと、率先して動いてくれる姿がありました。こうした自主性の育ちを感じる瞬間は、職員にとって何よりの喜びです。
 
さて、まずはチーム分けからスタート。最上級生がメンバーの力量を見ながら、バランスよく2チームに分けてくれました。年下の子のことも考えながら、スムーズに進めてくれる姿に、頼もしさを感じました。


試合は25点マッチで行いました。第1セットでは、Aチームが序盤に連続ポイントを重ね、Bチームを大きく引き離す展開に。しかし、Bチームも諦めずに粘り強くプレーを続け、少しずつ点差を縮めていきます。そして終盤、ついに逆転に成功!Bチームが見事な勝利を収めました。
 
続く第2セットは、まさに五分五分の勝負。両チームとも譲らず、点を取り合いながら、ついには24対24のデュースに突入。Aチームが先に1点を入れてセットポイントとなりましたが、Bチームがすぐに追いつき、そこから連続ポイントで再び勝利を手にしました。どちらのチームも全力でプレーし、仲間を応援し合う姿がとても印象的でした。
 
活動の終わりが近づき、残り時間が5分となったところで片付けに入りました。ここでも、利用者さんたちは自らモップがけをしたり、ネットを片づけたり、窓を閉めたりと、誰に言われるでもなく、てきぱきと動いてくれました。こうした姿からは、活動を通して育まれた「協力する力」や「責任感」がしっかり根付いていることが感じられます。

今回のバレーボール大会は、単なるスポーツ活動にとどまらず、療育の観点からも大きな意義がありました。まず、チームで協力することで「社会性」が育まれます。仲間と声を掛け合い、作戦を立て、勝ち負けを共有する中で、コミュニケーション力や感情のコントロール力が自然と養われていきます。また、身体を動かすことで「感覚統合」や「運動機能の向上」にもつながります。ボールを追いかける、ジャンプする、タイミングを合わせて打つといった動作は、全身の協調性を高める良いトレーニングになります。
 
さらに、限られた時間の中で活動を進めることで、「時間感覚」や「段取り力」も育ちます。今日は特に、利用者さんたちが自ら準備や片付けを進めてくれたことで、活動の流れがとてもスムーズでした。こうした経験の積み重ねが、日常生活の中でも役立つ力となっていくのです。


今日の活動を通して、利用者さんたちの成長をたくさん感じることができました。勝って喜ぶ姿も、負けて悔しがる姿も、すべてが大切な経験です。そして何より、みんなが笑顔で「楽しかった!」と言ってくれたことが、職員にとって一番のご褒美でした。
 
次回の活動も、利用者さんたちの「やってみたい!」を大切にしながら、楽しく、そして意味のある時間を作っていきたいと思います。
 
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸

2025/09/26
虹色DAYS

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