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お知らせ

秋野菜の準備 第二弾

今日は、「秋野菜の準備 第二弾」の活動を行いました。先日行った第一弾では、プランターに土を入れて整える作業をしましたが、今回はいよいよ種まきです!秋の空気が心地よく感じられる中、利用者さんたちと一緒に、プランター畑の準備を進めていきました。
 
◇秋野菜のラインナップとペア作り
今回育てる野菜は、白菜、小松菜、野沢菜、ほうれん草、大根、ハツカダイコンの6種類。どれも秋の味覚として親しまれている野菜ばかりです。まずはペアを作って、自分たちが育てたい野菜を話し合って決めてもらいました。どの野菜にするか、自然とコミュニケーションが生まれていました。
「大根がいい!」「ほうれん草が好き!」と、それぞれの好みを伝え合いながら、時には譲り合いながらえ決めるなど、利用者さんたちの姿が光っていました。こうしたやりとりの中で、相手の気持ちを考える力や、協調性が育まれていくのを感じました。


◇苦土石灰を混ぜて、土づくりからスタート
育てる野菜が決まったペアから順番に作業を開始。まずは、土に苦土石灰を混ぜるところから始めました。これは、土の酸性度を調整して、野菜が育ちやすい環境を整えるための大切な工程です。
 
スコップを使って丁寧に混ぜてくれました。土を触る感覚や、変化を目で見て感じることは、感覚統合の面でも良い刺激になります。


◇種まきは調べながら慎重に
土が整ったら、いよいよ種まきです。種をまく深さや間隔は、野菜によって異なります。そこで、利用者さんたちにはスマホで調べたり、種の袋に書かれている説明を読んでもらいました。
 
「小松菜は浅くまくんだって!」「大根はちょっと深めに植えるみたい」と、調べた情報をペアで共有しながら、慎重に種をまいていきます。自分で調べて、理解して、実行するという一連の流れは、主体性や問題解決力を育てる大切なプロセスです。
 
また、説明書きを読むことで、文字情報を正しく理解する力や、集中力も養われます。種まきというシンプルな作業の中にも、たくさんの学びが詰まっているんですね。
 
◇余ったプランターでお手伝い
作業が進む中、プランターが余っていたので、「誰か手伝ってくれる人いる?」と声をかけたところ、「やりたい!」と元気よく手を挙げてくれた利用者さんがいました。自分の作業が終わっても、他の人のために動いてくれる姿に、職員一同とても嬉しい気持ちになりました。
こうした自発的な行動は、社会性や思いやりの心が育っている証です。活動を通して、利用者さんたちの成長を感じる瞬間でもありました。


◇療育としての意義
この「秋野菜の準備 第二弾」には、療育としての意義がたくさんあります。
協調性の育成:ペアで話し合いながら作業を進めることで、相手の意見を聞く力や、協力する姿勢が育まれます。
主体性と問題解決力:自分で調べて、考えて、実行するという流れを経験することで、主体的に行動する力が身につきます。
感覚統合の促進:土を触る、種をまくなどの作業は、手先の感覚やバランス感覚を刺激し、感覚統合の発達を促します。
達成感と自己肯定感:自分たちで選んだ野菜を育てることで、達成感を味わい、自己肯定感が高まります。


◇おわりに
今日の活動を通して、利用者さんたちの成長をたくさん感じることができました。種をまいた野菜たちが、これからどんなふうに育っていくのか、楽しみですね。水やりや観察など、今後も継続して関わっていくことで、さらに多くの学びが生まれるはずです。
 
秋の空の下、みんなで育てる野菜たち。収穫の頃には、笑顔いっぱいの時間が待っていることでしょう。次回の活動も、どうぞお楽しみに!

今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸


2025/09/25
虹色DAYS

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