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お知らせ

作品制作で集中力UP♪

今日は、「作品制作で集中力UP♪」というテーマのもと、「塗り絵活動」を行いました。来月末に控えたハロウィンを題材にした塗り絵を通して、それぞれが自分のペースで集中しながら取り組む姿が見られました。
塗り絵は、療育の現場でもよく取り入れられる活動のひとつです。見た目にはシンプルな作業に見えるかもしれませんが、実は多くの効果が期待できるんです。まず、色を選んで塗るという工程は、手先の微細運動を促し、指先の器用さや筆圧の調整力を育てます。また、枠の中に色を塗るというルールを守ることで、空間認識力や注意力の向上にもつながります。さらに、完成まで集中して取り組むことで、達成感を味わい、自己肯定感を高めることもできます。


今日の塗り絵は、ハロウィンをテーマにしたもの。かぼちゃのおばけや黒猫、魔女の帽子など、季節感たっぷりのモチーフが並んでいました。事前に、難易度に応じた数種類の下絵を準備しておき、それぞれが「どれを塗りたいか」を自分で選ぶスタイルにしました。これは「自己選択・自己決定」の力を育てるための大切なステップです。自分で選んだものに取り組むことで、より主体的に活動に向かうことができ、集中力も自然と高まります。
活動が始まると、利用者さんたちはそれぞれの作品に向き合い、黙々と色を塗り始めました。ある子は、細かい部分まで丁寧に色を重ねていき、「このかぼちゃは夜の色にしたい」と、独自のイメージを膨らませながら塗っていました。別の子は、色鉛筆を何度も持ち替えながら、「この色とこの色、混ぜたらどうなるかな?」と、色の組み合わせを楽しんでいる様子。柔軟な発想と好奇心が感じられました。
活動の終盤には、「塗れたよ!」と嬉しそうに作品を見せてくれる利用者さんが続々と現れました。


完成した塗り絵は、どれも個性豊かで、同じ下絵でも色使いや塗り方によってまったく違う印象になるのが面白いところです。職員も一緒に作品を見ながら、「この色の組み合わせ、すてきだね」「ここ、すごく丁寧に塗れてるね」と声をかけ、利用者さんたちの頑張りをしっかりと認めました。
今日の活動を通して、利用者さんたちは「集中することの楽しさ」や「自分で選ぶことの大切さ」を体験できたのではないかと思います。塗り絵という身近な活動の中にも、療育的な視点を取り入れることで、利用者さんたちの成長をしっかりとサポートすることができます。
完成した作品は、来月のハロウィンに向けて、施設内に飾る予定です。みんなの力作が並ぶことで、季節の雰囲気もぐっと盛り上がりそうですね。次回の活動も、利用者さんたちがわくわくしながら参加できるような内容を準備していきたいと思います。


今日も一日ありがとうございました。

虹色DAYS  井戸


2025/09/11
虹色DAYS

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