AM:交通安全教室 PM:体幹トレーニング
今日は午前中に「交通安全教室」の活動をしました。放課後等デイサービスでは、利用者さんたちが安心して社会の中で生活できるよう、日々さまざまな活動を通して「自立」と「安全意識」の育成を目指しています。今回の交通安全教室もその一環として行いました。
今回のテーマは「自転車事故の加害者にならないために」。自転車は利用者さんたちにとって身近な乗り物ですが、使い方を誤ると大きな事故につながることもあります。特に最近では、自転車による加害事故が社会問題となっており、利用者さんたち自身が「加害者になる可能性がある」という視点を持つことが重要です。
まずは、交通安全に関する短編ビデオを2本視聴しました。
1本目のビデオでは、自転車の運転に関する交通ルールの重要性について学びました。自転車が通行してよい場所、徐行運転、並列で運転しないなど、基本的なルールがなぜ必要なのかを、実際の映像を交えて分かりやすく紹介していました。利用者さんたちも「自分も分かってはいるけどやってしまっているな・・・」といった様子ながらも、真剣に見ていました。
2本目のビデオでは、実際に起きた自転車事故の事例をもとに、運転の仕方によっては死亡事故につながる可能性があることを学びました。スピードの出し過ぎ、交差点での事故率の高さ、信号を守るなどの交通法規を遵守することの大切さを学ぶことができました。
ビデオ視聴後は、3つのグループに分かれて意見や感想を交流しました。
それぞれのグループでは、「どんなルールが大切だと思ったか」「自分が気をつけたいこと」「今日の学びをどう活かすか」など、活発な話し合いが行われました。職員もサポートしながら、利用者さんたちが自分の言葉で考えを伝えられるよう促しました。
最後に、各グループの代表者が意見をまとめて発表しました。
あるグループでは「スピードを出しすぎないことが大事」と話し、別のグループでは「歩道では歩行者を優先することを忘れないようにしたい」と発表してくれました。中には「高校生なんだから交通ルールをしっかり把握して乗るべきだ」と主張した利用者さんもいて、活動の成果を感じることができました。
今回の交通安全教室を通して、利用者さんたちが「自分も加害者になるかもしれない」という視点を持ち、日常の行動を見直すきっかけになったことは、とても大きな成果だと感じています。
今後も、利用者さんたちが安全に、そして責任ある行動ができるよう、こうした学びの機会を大切にしていきたいと思います。
午後は「体幹トレーニング」の活動を行いました。
虹色DAYSでは、利用者さんたちの心と体の健やかな成長を支えるために、運動を取り入れた活動を定期的に行っています。中でも「体幹トレーニング」は、姿勢やバランスを整えるだけでなく、集中力や感情の安定にもつながると言われており、心の成長にも良い影響を与える大切な運動です。
今日はまず、ビデオでお手本のポーズを見ながら、みんなで体幹を鍛える運動にチャレンジしました。
画面の中のインストラクターが見せてくれるポーズを真似しながら、手足を伸ばしたり、曲げたり。見た目はシンプルでも、実際にやってみると「ふらっ」とバランスを崩してしまう場面も多く、利用者さんたちからは「これ、きつい〜!」という声があちこちから聞こえてきました。
でも、何度か繰り返すうちにコツをつかんで、だんだんと安定してポーズを取れるようになっていく姿が見られました。トレーニングは約10分ほど行い、その後はしっかりと休憩タイム。
そして、今日の活動の仕上げとして行ったのが「手押し相撲」!
これは、体幹を使ってバランスを保ちながら、相手を押して勝負する遊びです。ただの力比べではなく、姿勢や踏ん張り方、タイミングなどが勝敗を分けるので、まさに体幹トレーニングの成果を試す絶好の機会です。
今回はトーナメント形式で対戦を行い、利用者さんたちは大盛り上がり!
なかなか、決着がつかず、熱戦が繰り広げられました。みんながルールを守って楽しく参加できたことが何よりの成果です。最後には優勝者に拍手を送って暖かい雰囲気が広がりました。活動が終わっても有志で、まだ勝負をしている姿が見られました。
今日の体幹トレーニングを通して、利用者さんたちは自分の体の使い方を意識しながら、楽しみながら運動することができました。心と体のバランスを整えることは、日常生活の中でもとても大切な力になります。これからも、利用者さんたちが自然と楽しみながら成長できるような活動を、たくさん取り入れていきたいと思います。
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/09/10
- 虹色DAYS