グループゲーム
今日は「グループゲーム」を行いました。子どもたちが協力しながら楽しむこの活動には、実は大切な療育の意義があります。グループゲームは、他者との関わり方やコミュニケーション力を育む絶好の機会。ルールを守ることや順番を待つこと、意見を出し合うことなど、社会性の基礎を自然と身につけることができるんです。さて、今日の活動はまず「グループ分け」からスタート。高学年の子たちが中心となって、どんな組み合わせがいいか相談しながら原案を作成しました。職員は、普段あまり話したことがない子同士が一緒になれるよう、さりげなく声をかけてサポート。その後、他の学年の子たちも原案を確認し、みんなで納得したうえでチームが決定しました。
グループが決まったら、次は「どのゲームをするか」を相談。いくつかの選択肢の中から、各グループで話し合って決めてもらいました。ルールを知らない子もいるため、「知っている人がやさしく教える」という約束をしてからスタート。こうしたやりとりの中で、自然と助け合いの気持ちが育まれていくのが、グループゲームの素敵なところです。
今日選ばれたゲームは「ジェンガ」「ito」「ONO」の3つ。それぞれ違った楽しさがある中で、特に盛り上がっていたのが「ONO」でした。
「ONO」は、場に出されたカードの数字を足していき、合計が99を超えたら負けになるというシンプルながらスリリングなカードゲームです。数字カードのほかに、合計を10引く「マイナス10カード」や、順番を逆にする「リバースカード」、次の人に2枚出させる「プレイ2カード」などのスペシャルカードもあり、戦略性もばっちり。
高学年の子が、ルールを知らない低学年の子に丁寧に説明している姿がとても印象的でした。「これはね、出すと合計が減るカードなんだよ」「順番が逆になるから、次は○○くんだよ」と、わかりやすく教えてくれていて、聞いている子も安心して参加できていました。
ゲームが始まると、どのグループからも笑い声が絶えません。「あー!99になっちゃった!」「うわっ、マイナス10カードで助かった!」と、盛り上がる場面がたくさん。ジェンガでは慎重に積み上げる手に力が入り、itoでは言葉の選び方に頭を悩ませながら、みんな真剣に、そして楽しそうに取り組んでいました。
今日の活動を通して、子どもたちは「協力すること」「相手の気持ちを考えること」「自分の意見を伝えること」など、たくさんのことを学びました。ゲームという楽しい時間の中で、自然と育まれていく力は、これからの成長にとって大きな財産になるはずです。
次回のグループゲームも、どんな笑顔が見られるか楽しみです。またみんなで、素敵な時間を過ごしましょう!
今日も一日ありがとうござました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/09/08
- 虹色DAYS