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活動

SELプログラム「上手な頼み方と断り方」(2)

 皆さん、こんにちは 9月になってもまだまだ毎日暑い日が続きますね。
今日の虹色MAXの活動は、SELプログラム「上手な頼み方と断り方」の2回目の活動を行いました。
 今日の活動は、具体的に会話練習を行いながら、上手な頼み方と断わり方のスキルの向上を目指しました。
まず前回習った「上手な頼み方と断り方のポイント」の覚え方『“はりてね”』を復習しました。
 【は】(内容を)はっきり伝える 【り】理由(りゆう)を伝える 【て】(代わりの案を提案(ていあん)する 【ね】ねぎらう(お礼をいう)です。
 


 頼み方、断り方の場面のシナリオを読みながら、どの会話が、『“はりてね”』に該当しているのか考えました。続いてペアになって「上手な頼み方と断わり方」を練習しました。AとBどちらの役も交代でやってみました。そして、今日のメインの活動です。日常生活の様々な場面を想定してどのような頼み方や断り方をすればよいか具体的にシナリオを作る活動を行いながら頼み方や断り方のスキルアップを目指しました。
まず自分がシナリオを作ってみたい頼み方の場面を選びました。次にその場面にあうシナリオをそれぞれが考えました。その後、ペアになってロールプレイを行いました。
頼み方の場面が終わったら、断わり方の場面についてもシナリオをそれぞれ考えました。同様にペアになってロールプレイを行いました。
 


 以下は“先生からノートを集めて持ってくるようにいわれたので手伝ってほしいと頼む”場面をある生徒が考えたシナリオです。
 A:「Bさん、先生からノートを集めてくるように言われたから手伝ってもらっていいかな?」
 B:「あー、ちょっと取り込み中で今は難しいかな。もう少し後なら手伝えるよ」
 A:「そっか、でも先生から今すぐにって言わたから 大丈夫。忙しときごめんね。」
 B:「こっちこそ手伝えなくてごめんね。また、別のとき協力するよ」
 以下は“日曜日に映画を見に行こうと誘われたが、家族と出かけるので断りたい”場面の生徒が考えたシナリオです。
 A:「Bさん、今週の日曜日、一緒に映画に行かない?」
 B:「あー、日曜日は家族と出かけるんだよね。来週の日曜日だったら行けるんだけど、どうかな?」
 A:「あー、ごめん、来週は私が用事があるんだ。再来週ならどう?」
 B:「そっか、再来週なら大丈夫だよ。一緒に行こうね。」
 A:「やったー。楽しみだね。ありがとう」
 


 活動の終わりにはある生徒は「頼んだり、断わったりする際の場面を考えてみることで、実際にやるときのイメージがもてた。実際の場面で自分が行うときには、“はりてね”意識して相手を不快にさせないようにしようと思った」と感想を書いていました。
 相手を不快にさせない頼み方や断り方ができることは、よりよい人間関係をつくるためにとても大切です。上手に頼んだり断ったりできないと一人で抱え込んでしまったり、ストレスをためてしまったりすることになりかねません。相手に気持ちよく仕事を引き受けてもらったり、相手の気持ちを害さないように断ったりすることは、人間関係を良好に保ち仕事を円滑に行うために必要になってくると思います。
 今日も一日ありがとうございました。  虹色MAX 心理担当職員
 


2025/09/02
虹色MAX

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