SEL 月収目標を立てよう
今日の活動は、SEL(社会性と情動の学習)として「月収目標を立てよう」というテーマで活動を行いました。将来、一人暮らしをすることになったとき、自分にどれくらいの収入が必要なのかをシミュレーションしてみるという、ちょっと大人な内容です。
まずは「生活費って何だろう?」という問いかけからスタート。職員が「一人で暮らすときに、毎月どんなお金が必要になると思う?」と聞いてみると、利用者のみなさんからは次々と答えが返ってきました。
「電気代!」「通信費もいるよね」「食費は絶対必要」「水道代も忘れちゃいけない」「家賃が一番高そう…」
みんな、普段の生活の中で見聞きしていることを思い出しながら、真剣に考えてくれていました。中には「スマホの料金って高いんだよね」と、実体験を交えて話してくれる子もいて、話し合いはどんどん盛り上がっていきました。
その後は、職員が用意した「生活費チェックリスト」を使って、実際に一人暮らしをした場合にかかる費用を項目ごとに確認していきました。家賃、食費、光熱費、通信費、交通費、娯楽費など、細かく分けられた項目を見ながら、「これって月にいくらくらいかかるんだろう?」と疑問に思うところは、スマホで調べたり、知っているひとに訊いたりしていきました。
「家賃は地域によって違うよね」「食費は自炊すれば安くなるかも」「それは使いすぎでしょ!」
そんな声があちこちから聞こえてきて、まるで小さな経済会議のような雰囲気に。みなさんの視点は鋭く、現実的でした。
そして、最後にはそれぞれが「自分が一人暮らしをするなら、月にいくらくらい必要か」を計算してみました。電卓を使って真剣に数字を出す姿は、まるで社会人のよう。中には「月収20万円くらいは必要かも…」と、具体的な目標を立てる子もいました。
この活動を通して、利用者のみなさんは「お金の使い方」や「生活に必要なもの」について、改めて考えることができました。将来の自立に向けて、自分の生活をイメージすることはとても大切なステップです。
今日のSEL活動は、ただの数字の勉強ではなく、「自分の未来を考える時間」になったように感じます。これからも、こうした実生活に結びついた学びを大切にしていきたいですね。
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/09/02
- 虹色DAYS