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お知らせ

チームアクティビティ

今日の活動は、「チームアクティビティ」としてカードゲームを楽しみました。活動の始まりから終わりまで、子どもたちの主体性と協力の姿勢が光る、素敵な時間となりました。
 
まず、上級生の数人が率先して3つのチームを作ってくれました。メンバーの年齢や性格を考慮しながら、バランスよく分けてくれたのがすばらしかったです。チームが決まると、各チームのリーダーが「どのゲームがやりたい?」とメンバーの意見を聞きながら、話し合いを進めていきました。
 
この「ゲーム選び」の時間こそが、療育において大切な学びの場です。自分の意見を伝える力、相手の話を聞く力、そして多数決や譲り合いといった社会的スキルが自然と育まれます。また、リーダー役を担うことで、責任感や判断力も養われていきます。こうした経験は、学校生活や将来の人間関係にもつながる大切な力となるのです。
 


さて、各チームが選んだゲームは、定番のUNO、トランプ、そして少し珍しい「ito(イト)」でした。
 
「ito」は、協力型のカードゲームで、数字を直接言わずにテーマに沿った言葉で表現しながら、カードを小さい順に出していくというユニークなルールです。たとえば、テーマが「生き物の大きさ」なら、「このカードはミジンコくらい」「僕はクジラかな」といった具合に、数字の大小を言葉で伝え合います。価値観の違いや表現の工夫が面白く、笑い声が絶えないゲームです。
ゲームが始まると、上級生たちが頼もしいリーダーシップを発揮してくれました。
「こっち集まるよ~!」 「このゲームのやりかたはね…まずカードを配って…」
そんな声があちこちから聞こえてきて、自然と場が整っていきます。初めてのゲームに戸惑う子には、優しく説明してくれたり、ルールを確認しながら進めたりと、まさに“チームで遊ぶ”ことの楽しさと意義が詰まった時間でした。


UNOでは、「あと1枚!」と盛り上がり、トランプではババ抜きで心理作戦が・・・。itoでは、「えっ、それってそんなに大きいの!?」と笑いながら、みんなでカードの順番を考える姿が印象的でした。 
活動を通して、子どもたちは「遊びながら学ぶ」ことを体験しました。ルールを守ること、順番を待つこと、相手を思いやること。どれもゲームの中で自然と身につく大切な力です。そして何より、仲間と一緒に過ごす時間の楽しさが、子どもたちの心を豊かにしてくれます。
 
今日のチームアクティビティは、ただの「遊び」ではなく、子どもたちの成長を支える大切な時間でした。これからも、こうした活動を通して、子どもたちの可能性を広げていけたらと思います。
 


今日も一日ありがとうございました。

虹色DAYS 井戸


2025/09/01
虹色DAYS

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