AM:月末大掃除をしよう PM:身体を動かそう
午前は、月末恒例の「大掃除」の活動を行いました。DAYSでは、日々の生活の中で自分たちの使う場所を自分たちで整えることを大切にしています。掃除は単なる作業ではなく、協力や責任感、達成感を育む貴重な機会です。利用者さん一人ひとりが役割を持ち、仲間とともに空間を整えることで、心もすっきりと整っていくような感覚を味わえます。まず「どこを掃除するか」を自分で決めるところからスタートしました。ホワイトボードに掃除場所の一覧を出し、決まったらその場所に自分の名前が書かれたネームプレートを貼り、人数のバランスを見ながら調整していきます。自分で選ぶことで責任感が芽生え、活動への意欲もぐっと高まります。
ソファーの掃除を担当した利用者さんは、埃をはたく作業に集中して取り組んでいました。普段座っている場所だからこそ、「きれいにしたい」という気持ちが強かったようで、何度も丁寧に布をはたいてくれました。終わった後には「きれいになった!」と嬉しそうな笑顔が見られました。
トイレ掃除は、なかなか手を挙げる人が少ない場所ですが、今回は率先して「やるよ!」と言ってくれた利用者さんがいました。ゴム手袋をつけて、便器の周りや床までしっかりと拭き上げてくれました。終わった後には「気持ちよく使えるようになったね」と、他の利用者さんからも感謝の言葉が聞こえてきました。
物を動かしてゴミを掃く作業では、棚の下や机の裏など、普段は見えない場所に目を向けてくれる利用者さんがいました。「ここ、ほこりたまってる!」と発見すると、すぐにほうきとちりとりを持ってきて、黙々と掃き掃除をしてくれました。
外では、剪定された樹木の枝をまとめる作業をしてくれた利用者さんもいました。枝を一つひとつ拾い集めて、束ねてくれる姿はとても手際がよかったです。
今回の大掃除を通して、利用者さんそれぞれが自分の役割を持ち、責任を持って取り組む姿がたくさん見られました。掃除という活動の中で、協力することの大切さや、誰かのために動く喜びを感じることができたように思います。また、自分で選んだ場所をきれいにすることで、達成感や自信にもつながっていました。
掃除が終わった後の空間は、見た目だけでなく、空気まで澄んだように感じられました。みんなで力を合わせて整えた場所は、どこか特別な温かさがあります。これからも、こうした活動を通して、日々の生活の中にある「気づき」や「思いやり」を育んでいけたらと思います。
午後の活動は、「身体を動かそう」の時間!可児市塩河にある「わくわく体験館」の体育館をお借りして、みんなでバレーボールに挑戦しました。
身体を動かす活動を通して、健康づくりはもちろん、仲間とのコミュニケーションや協力する力を育むことを大切にしています。スポーツは、勝ち負けだけでなく、声をかけ合ったり、励まし合ったりする中で、自然と人とのつながりを感じられる素敵な時間です。
今回のバレーボールでは、チーム分けをリーダーにお任せしました。リーダーは、みんなの様子を見ながらバランスよくチームを組んでくれて、「このメンバーなら楽しめそう!」と安心感のあるスタートになりました。サーブの順番も、リーダーが一人ひとりに声をかけながら、「次は○○さん、お願い」と優しく促してくれたおかげで、どの利用者さんも順番にチャレンジすることができました。
得意な人は力強いサーブを打ち、不得意な人も一生懸命ボールに向かって腕を伸ばす姿が印象的でした。失敗しても誰も責めることなく、自然に励ましの言葉が飛び交い、体育館の中は終始和やかな雰囲気に包まれていました。中には、サーブがうまくいかず悔しそうな表情を見せる利用者さんもいましたが、仲間の応援を受けて再挑戦し、見事に成功した瞬間には、「うまい!」との励ましの声かけができました。試合の途中では、笑い声が響いたり、思わぬ好プレーに歓声が上がったりしました。リーダーの声かけや、みんなの協力があったからこそ、誰もが安心して参加できる場になったのだと思います。
今回の「身体を動かそう」の活動を通して、運動の楽しさだけでなく、仲間との絆や、挑戦することの大切さを改めて感じることができました。これからも、こうした活動を通して、心も身体も元気になれる時間を大切にしていきたいと思います。
今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 井戸
- 2025/08/29
- 虹色DAYS