AM:身につけよう~友達編~ PM:壁画づくり
こんにちは虹色キラリです。
毎日暑い日が続いていますが、キラリの子どもたちは卓球をしたりバランスボールで鬼ごっこをしたりと、、とても元気いっぱいです。
今日の活動は午前が「身につけよう~友達編~」、午後が「壁画づくり」です。
午前の「身につけよう~友達編~」では、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)として、今日は「プライベートゾーン」「パーソナルスペース」の2つのテーマを学びました。
まず、プライベートゾーン・パーソナルスペースとは何かを動画を見て学びました。
動画を見て、プライベートゾーンは<たいそうふくでかくれるところ+口>だということを学びました。
そして「みない・みせない・さわらない・さわらせない」の4つの約束が大切であることを学びました。
ソーシャルスキルトレーニングはダメなことを学ぶことが目的ではなく、日常で考えられる状況で実際に行動ができるかということも大切になります。
そこで、いくつかシチュエーションを提示してこれは〇、これは×、これは△ということを、各グループで相談しました。今回、中学生男子、中高生女子、小学生男子、小学生男子グループに分かれて考えました。
「お医者さんに身体を触られるのは?」「カードゲームで異性と手が重なるのは?」「円陣で手を重ねるのは?」など、シチュエーションごとにこれはいいのか、これは微妙なのか、ダメなのか。微妙はダメなのはどうしたら〇になるのか、などを各グループで考えました。
そして、それを各グループで考えたものを発表し合い、皆で共有する時間もとりました。
同じ状況でも〇も△も×もあり、人によって捉え方は様々ある、ということも学びました。
そして、「〇だけど、これが嫌だと思う人もいるかもしれない」という、自分目線でない意見を出してくれる人もいました。
ワークを通してプライベートゾーンという大切なテーマを学ぶことができました。
その後「パーソナルスペース」について学びました。
こちらも動画を見て「パーソナルスペース=見えないバリア=自分の境界線」だということも学びました。
そして、自分が座っている状態で同性・異性がゆっくり近づいて、自分のバリアが脅かされると思ったら手を挙げる、という実験を皆で行いました。
キラリの子たちは昔から仲の良いメンバー、中には幼馴染という人もいるので、異性であってもパーソナルスペースは狭いということもありました。
それは安心感、信頼感があるからだということを説明しました。
でも、慣れ親しんだ関係の距離感ばかりではないことも学び合い、親しい関係、そうでない関係どちらもあることも共有しました。
そして、職員もこの実験を行い、大人のパーソナルスペース、それも関係性や性別によっても変わるということも学び合いました。
そして、世の中で適切と言われている、4つの距離についても学び、それも実際の距離を見て学び合いました。
身体の中の守るべき「プライベートゾーン」、自分の体の外側「パーソナルスペース」という2つの大事なエリアがあることを学びました。
キラリの中でも、日常生活の中でも、学校生活の中でも、そして大人になっていくのにも大切なこの言葉を学び合えたことは、充実したSSTプログラムとなりました。
そして午後は、壁画づくりを行いました。
ただ、2枚ある内の1枚は完成しているので、今週末に行われる夏祭りの準備や、日々の出席シールを描いたりと、それぞれの創作活動を行いました。
シールは「海の生き物」が今月のテーマだったので、図鑑などを見てたくさんの生き物を描いていました。
そして、壁画づくりは、細かく細かく進めております。
集中力を持って、そして楽しみながら活動を行っていました。
午前のSSTを経て、お昼、午後とパーソナルスペースを意識するような声掛けもあちらこちらから聞こえてきました。
すぐに身につくものではありません。いろんな経験をして自分の成長を感じてほしいと考えます。
まだまだ暑い1日が続いており、集中力も切れがちですが、キラリの子たちはのどが渇いていなくても水分補給をすることも意識して、涼しい室内で目一杯身体を動かしています。
夏休みもまだまだ続きます。
キラリの中でも今年の思い出ができるよう、職員は想い続けています。
キラリ 小松
- 2025/08/06
- 虹色キラリ