1. HOME
  2. 活動日誌
  3. AM:My Project PM:音楽活動
活動

AM:My Project PM:音楽活動

今日の午前中は「My Project」の活動を行いました。この活動は、利用者さん一人ひとりが「今、自分ができるようになりたいこと」や「もっと知りたいこと」をテーマに、自分で課題を決めて取り組む時間です。自分で選んだテーマに集中して取り組むことで、主体性や達成感を育むことを目的としています。
今日のテーマは「時計の読み方」。利用者さんの中には、時計を読むことがまだ難しい方も多く、「何時に何をするのか」「あと何分で次の活動が始まるのか」といった時間の感覚をつかむのが難しい様子が見られました。そこで、職員と一緒に「時計を読めるようになろう!」という目標を立て、アナログ時計を使って練習を行いました。
まずは、短針と長針の役割を確認しながら、「今は何時?」「長針が6のところにあると何分?」など、基本的な読み方を丁寧に学びました。職員が手作りした時計のワークシートを使って、実際に針を動かしながら答えを考えることで、視覚的にも理解しやすくなっていたようです。


最初は戸惑っていた利用者さんも、何度か練習するうちに「3時半!」「次は4時!」と自信を持って答えられるようになり、笑顔がこぼれる場面もありました。できるようになる喜びを感じる瞬間は、見ている私たちにも嬉しい気持ちを届けてくれます。
「My Project」は、誰かに決められた課題ではなく、自分で選んだテーマに取り組むからこそ、意欲が高まり、学びの深さも違ってきます。今日の活動を通して、「時間がわかるって楽しい!」「もっと練習したい!」という声も聞かれ、次回への意欲につながっているようでした。
これからも、利用者さん一人ひとりの「やってみたい」「できるようになりたい」という気持ちを大切にしながら、支援を続けていきたいと思います。


午後は「音楽活動」を行いました。今回で2回目となるこの活動。前回、一人ひとりが自分のやりたい楽器やパートを選び、ボーカル、ギター、ドラム、ダンス、サウンドロゴなど、それぞれの希望に沿ってチーム分けをしました。今日はその選んだパートで、いよいよ本格的な練習がスタートしました。
ボーカルチームは、冬に予定しているクリスマスコンサートに向けて、back numberの「クリスマスソング」に挑戦することになりました。少し切なくて、でも心が温まるこの曲は、みんなの気持ちをひとつにするのにぴったり。歌詞を見ながら、メロディを口ずさむ姿はとても真剣で、歌に込める思いが伝わってきました。
それに合わせて、ギターチームとドラムチームも練習を開始。ギターのコードを確認しながら、少しずつ音を重ねていく様子はまるで職人のよう。ドラムチームはリズムを刻む練習に集中し、テンポを合わせることに苦戦しながらも、何度も繰り返すうちに少しずつ安定してきました。
驚いたのは、今日が初めての合同練習だったにもかかわらず、曲の雰囲気がしっかりと形になってきたことです。それぞれのパートが音を出し始めた瞬間、空気が変わり、みんなの表情がパッと明るくなりました。音楽の力ってすごいですね。個々の音が重なり合って、ひとつの作品になっていく過程は、見ているだけでも感動します。


また、ダンスチームやサウンドロゴチームも、自分たちの表現を模索しながら活動を進めています。ダンスチームは曲のリズムに合わせて振り付けを考え、サウンドロゴチームはオリジナルの音を作るために試行錯誤。それぞれが自分の役割に責任を持ち、仲間と協力しながら取り組む姿はとても頼もしく感じました。
音楽活動は、ただ楽器を演奏したり歌ったりするだけではありません。仲間と一緒に目標に向かって努力すること、失敗しても諦めずに挑戦すること、そして何より、音を通して心を通わせることができる貴重な時間です。
クリスマスコンサートまでまだ時間はありますが、今日の練習を通して、みんなの中に「やってみたい」「もっと上手になりたい」という気持ちが芽生えたように感じます。これからの練習がますます楽しみになってきました。
次回の音楽活動では、さらにパートごとの完成度を高めていく予定です。どんな音楽が生まれるのか、どんな表現ができるのか、子どもたちの可能性に期待が膨らみます。
音楽を通して、心がつながる瞬間をこれからも大切にしていきたいと思います。


今日も一日、ありがとうございました。

虹色YELL 井戸

2025/08/06
虹色DAYS

記事一覧に戻る

このページのトップへ