SELプログラム「あいさつの大切さ」(2)
皆さん こんにちは 夏の暑さも今がピークという感じですね。そんな暑い中ですが、虹色MAXの子どもたちは、午後からも熱心にSELプログラムを行いました。今日は「あいさつの大切さ」の2回目の活動です。相手と良い関係を築くためにはあいさつは必須です。しかし、あいさつだけではその後の会話が難しいと言う方も多いのではないでしょうか。今日は、あいさつから一歩進めて会話を始めることについて考えました。
最初に会話を始めるのは、どんな時で、話しかける際、どんなことに気を付けているのか考えてみました。会話を始めるときは、大きく分けると「必要に迫られて話しかける場面」と、「自分から話しかけたい場合」とがあります。
必要に迫られる場面では、「勉強で分からないことがあるので教えてほしい」とか「今日の予定が分からないので教えてほしい」などがあります。自分から話しかけたい場面では、「自分の趣味の話や関心事を聞いてほしい」とか「相手のことをもっと知りたいので話したい」などがあるのではないでしょうか。
このように会話を始める場面が分かったところで、今日は、特に「必要に迫られて話しかける」場面について考えてみました。皆さんも次の事例について考えてみてください。
A さんは○○会社で働いています。自分の机に戻ると、見覚えのない書類が置いてありました。ちょうど上司の姿を見つけたので、すぐにかけ寄り「これはどうすれば良いですか?」と聞きました。すると電卓を使っていた上司は、「いま話しかけないでくれないかな!」と怒った口調で話し、取り合ってくれませんでした。A さんは以前上司から「困ったら相談するように」と言われていたので相談したのですが、どうして上司が怒りだしたのか、何がいけなかったのか考え込んでしまいました。
上司はなぜ怒ってしまったのでしょうか?皆さんがAさんの立場だったらどのように対応をするの考えてみました。活動に参加した仲間からは様々な意見が出てきました。まとめてみると会話を始める時は相手が今話せる状況かどうか見極める必要があります。
意見が出そろったところで会話を始める時のスキルをまとめました。
(1)あいさつをする (2)相手の状況を確認する例:「今お時間よろしいですか?」 (3)OKだったら「話し始める」NGだったら「引き下がる」例:「また後にします」
この後、3人一組になって役割を決めロールプレイを行い練習しました。
振り返では「今日は、会話を始めるスキルについて学びました。そして人に聞くとき、相手が忙しいときは、まず“すみません”と声をかけてから大丈夫かどうか聞くことを学びました」と会話を始めるとき今話せる状況かどうか確認するということについて意識することができました。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX 心理担当職員
- 2025/08/05
- 虹色MAX