SELプログラム「自分の考え方を知ろう」(2)
皆さん こんにちは 今日の虹色MAXの活動は、SELプログラム「自分の考え方を知ろう」の２回目の活動でした。今日の学習は、日常生活の出来事に対する自分の捉え方のクセに気づくことで適応的な捉え方を修正するスキルを身につけるための練習を目的に行いました。
まず最初にリフレーミングに挑戦しました。リフレーミングとは、物事の枠組みを今までとは違った角度から見ることです。例えば、大切な試験で残り時間が 15分となったときどんなことが頭に浮かんでくるでしょうか。「もう15分しかない」と考えるのか、「まだ15分もある」と考えかで気持ちの持ち方がまったく変わってくることでしょう。こうしたことを例にあげながら、最初にリフレーミングの練習を行いました。例えば、こんな感じです。
「消極的である」⇒『控え目で物静かである』
「作業が遅い」⇒『丁寧、慎重である』
「飽きっぽい」⇒『マイペースである』
このように前向きな言葉に置き換えていきます。
生活の中で不安やイライラした気持ちを持つことや落ち込むことは当たり前のことで、決して悪いことではありません。けれどもそういった時には、自分の捉え方のクセに苦しめられていないのかを見直し、捉え方を修正していくことで気持を切り替えることができます。
ある生徒は、「最近はいろいろなことをプラスに考えるようにしているので、実際に心の健康度が上がっているような気がした。これからも色々な物事を前向きに捉えていき、心の健康を保てるようにしていきたい。たまにその事を忘れてマイナスに考えることもあるので気をつけたいです」と振り返っていました。
今日は、不安やイライラした感情が長く続くことによっておこる影響や、自分の捉え方のクセを知り、適切な捉え方に変えていく方法を練習しました。これからの生活の中で、落ち込むことがあったときには、意識して自分の捉え方を見直すようにしていくことができるといいですね。今日も一日ありがとうございました。
虹色MAX 心理担当職員 成瀬
- 2025/05/19
- 虹色MAX