SELプログラム「自分の長所・短所を知ろう」(2)
皆さん、こんにちは今日の活動は、SELプログラム「自分の長所と短所を知ろう」の2回目の活動を行いました。前回は、自分の長所と短所を知るために、エゴグラムを行い、結果を出しました。
今日は、エゴグラムの結果を参考にしながら長所や短所を見つめ、短所を長所に変えていく活動を行いました。
まず長所と短所の関係についてですが、自分では短所と思っていることが、人から見るとうらやましいと思われていることもあります。このように長所と短所は裏表の関係にあります。例えば、「引っ込みじあん」という人には、「深く考えてから行動できる」というように、短所は長所になりえます。自分の短所についても長所と感じることができれば自分に自信がもてるようになり、もっと自分のことを好きになることができます。このように自分の短所については、見方を変えることで長所に変えることもできます。このことを“リフレーミング”と言います。リフレーミングとは、「物事の視点・枠組み(Frame)」を「組み直す(Re-Frame)」という意味の心理学用語です。つまり、考え方や視点を変えることで、問題や悩みをポジティブなものに変換したり、新たな解決策を見つけたりする方法です。有名な例えに、コップに半分水が入っている時、「半分しか入っていない」と考えるのか、「半分も入っている」と考えるのかという話があります。「半分しか入っていない」と考える人より、「半分も入っている」と考えられる人のほうが、幸福度が高くストレスを感じにくいと言われています。
性格についての例えでは、自分の短所が「甘えんぼう」だとしますと、視点を変えてみることで「人に可愛がられる」というように変換することができます。
今日は自分の短所について以下のように変換してみました。
・怒りっぽい→感情豊か・責任が強い ・おしゃべり→社交的・コミュ力がある
・おっとり→細かい子を気にしない ・おとなしい→穏やか
リフレーミングを行うとモチベーションが上がる。自信がつく。苦手意識がなくなる。不安を解消させるなどの効果があると言われています。
実際にやってみて、一番の効果は自信がつくということではないでしょうか。短所だと思う面を長所に置き換えることで、「自分は間違っていない」「このままで大丈夫だ」という気持ちになります。
活動の終わりでは、「自分が短所だと思っているところも、見方を変えれば長所になるということが分かりました。これから自分の性格で悩んだときは見方を変えて考えます」と振り返っていました。
自分の長所を発揮して働くことができればやりがいにつながりますね。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX 心理担当職員
- 2025/05/08
- 虹色MAX