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活動

SELプログラム「顔の見えないコミュニケーション」(1)

 虹色MAXでは主に中高校生のために開発された心理教育プログラムを計画的に行っています。
今日のテーマは「顔の見えないコミュニケーション」です。
 中高校生の多くがコミュニケーションのためにインターネットを利用しています。今やインターネットは、私たちの生活になくてはならないものになっています。特に、スマートフォンの急激な普及により、今では、中高生もスマホを持ち、中高生の多くがコミュニケーションをとるためにインターネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用しています。
 


 本日の活動では、インターネットによるコミュニケーションの中でも文字のみを使ったものの特徴について知ります。そして、インターネットを使ったコミュニケーション(SNS)のメリット・デメリットについて考え、理解しました。
 文字のみのメッセージの場合、表現の相違によって印象が変わることを知り、よりよい人間関係を形成していくための考え方や配慮について学びました。対面でのコミュニケーションは、言い過ぎたり誤解を受けたりしても、相手の反応を見てすぐに修正や説明の追加をすることができます。しかし、インターネットの文字によるコミュニケーションでは、相手の反応がすぐにわからないため、相手を怒らせたり、傷つけたりしてしまうことが起り得ます。そこで、対面でのコミュニケーションとメールなどのインターネット上でのコミュニケーションを対比しながら考える活動を行いながら考えました。
 


 今日の活動では、まずSNSにはどのようなものがあり、SNSのメリット・デメリットについて理解をします。代表的なSNSであるFacebook (フェイスブック)Twitter(ツイッター)Instagram(インスタグラム)YouTube (ユーチューブ)LINE (ライン)などの名前を提示すると、どの子も「(あれも)知っている(これも)知っている」という感じでした。今日の活動では、LINE(ライン)を取り上げ、文字のメッセージを相手に伝える場合、表現の相違によって印象がどのように変わるか体験を通して知ります。参加した生徒からも自分が感じたことをつぶやいていました。
 


 対面でのコミュニケーションでは、言いすぎたり、誤解を受けたりしても、相手の反応を見てすぐに修正や説明の追加をすることができます。しかし、インターネット上における文字によるコミュニケーションでは、相手の反応がすぐにわからないため、相手を怒らせてしまったり、傷つけてしまったりすることが往々にして起こることがあります。このようなことを防ぐためにどんな返事を書いたらよいのかも実際のメールのやりとりを見ながら、考えていきます。
 


 インターネット上の書き込みのポイント「関係がこわれてしまわない書き込み」(こまったときは大人に相談 悪口は書かない 冷静な判断 丁寧に書く)を合言葉で覚えておくとよいということを知り活動をまとめました。参加した生徒からは、「これからは『相手の人は、どういう気持ちになるだろうか』『嫌われないだろうか』を気をつけながらSNSを使っていこうと思います。」「スマホの使い方を見直していきたい」とか「今後ラインをするときはわかりやすく書きたいと思いました」などの感想をワークシートに書いていました。
 今日も一日ありがとうございました。            虹色MAX   公認心理師  成瀬
 

2024/04/22
虹色MAX

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