SELプログラム「友達や知人をつくろう」(自分から進んで関係をつくる方法)
SELとはSocial and Emotional Learning の略で「社会性と情動の学習」です。虹色DAYS/MAXでは主に中高校生のキャリア発達のための学習プログラムを計画的に行っています。4月から新しく学校生活が始まります。また、今春高校を卒業した生徒の多くはさまざまな場で実社会に出て働くことになります。
新しい環境で自分から積極的に声をかけることは、対人関係を開始するためにも非常に大切になります。しかし自分から対人関係を築いていくことが苦手な生徒もいます。そこで高校生が自分から他者との関係を開始するために適切な方法を身につけていくことをこの時期に学習することはとても意義があることと思います。
今日の活動では、人間関係における関係開始のための方法を学びました。新しい人間関係をつくるためには、最初の声掛けが特に大切になります。しかし、緊張したり、話しかけたりすることへの不安があったりしてうまく声かけができないこともあります。そこでそんなときに「相手に声をかけるときのポイント」を学びながら、お互いにペアになって「初対面の人への声のかけ方」の練習を行いました。
相手に対する言葉かけの最強のワードは、教育学者の斎藤孝さんによると「あ、どうも」という言葉だそうです。まずは簡単な言葉かけの練習から始めました。
そして次第にロールプレイを行う場面設定を難しくして、よいかかわり方と悪いかかわり方を比較しながら活動を深めていきました。
活動の終わりには、学校や会社などのさまざまな場面を選び、ペアでロールプレイを行ったのですが、参加した利用者生徒のワークシートからは「今日の学びを通して、話すことの大切さを改めて理解することができたので、4月からは生かせるようにしたいです。いずれは自分からできるようにしたい」とか「次は高校生になるので高校に行っても、コミュニケーションを頑張ってやりたいです」というように前向きな感想を書いていました。
今日も一日ありがとうございました。 虹色DAYS/MaX 成瀬
- 2023/03/27
- 虹色DAYS